ん~。
先入観や平均のデータをもとに議論をして、一元化した政策を打ち出していくということはナンセンスだっていうことがわかったね。
例えば、同じ国の中でもピンからキリまであるわけで、別の国として見たほうがいいくらいの差がある。
ってことは、同じ国の中でも地域によって必要な政策や援助も異なってくるわけだね。
だから、詳細なデータが公開されれば、
全体の問題なのかそれとも局所的な問題なのか、そこが見えてくる。
そうすると、より具体的な政策を的確な地域に打ち出していくことができるわけだね。それはつまり無駄がなくなるということにもなる。
私はこの話を聞きながら、EUについて思い浮かんだよ。
経済が強いドイツと、経済が弱いギリシャ、
本当は別々の政策が必要なはずなのに、EUとして一元化された政策しか打たれない。
それはナンセンスだよなって。
まあ、話はそれたけど、
私達が今まで思っていた先進国と発展途上国の差というのは、実際は大きく違ってきてるということには驚いたね。
このデータを見てわかることは、1960年代とくらべると世界は完全に新しくなったと言える。
確かにこのデータがなかったら、私達はアジア諸国や発展途上国の著しい変化を過小評価したままだったと思う。
日本は、うかうかしていられないね。うさぎと亀の話のようだ。
これからの世の中は、世界的な視野をもっていかなければいけないと思うから
グローバル展開を考える企業や活動団体にとっては、世界がどう変化しているのかが視覚的に見える、ということはとてもありがたいことだと思う。
だからこそ、こういった公的資金によって収集されたデータを一般にも広く公開し、
多くの人が世界の変化を視覚的に見えるようなサービスが増えるといいね。