当ブログへお越しくださいましてありがとうございます。
ペンネーム:シルエットマンと申します。
私は少し前まで、田舎で細々と事業をやりながら、個人投資家として金融市場で資金を運用して生計を立てていました。
生計を立てていたといいましても、たいそうなものではございません。
まあしかし、そんな中ではおのずとたくさんの情報に触れるわけですね。
はじめのうちは、真っ正直に世界の経済を分析したり、やれ雇用統計だ、失業率だ、とファンダメンタルの視点で世界経済の先行きを読もうとしていました。
そこからチャート分析等のテクニカル分析を取り入れたり、ちょっとマイナーではありますがファイナンシャルアストロロジーを取り入れたり、相場心理学の勉強をしたり、そんなことをしていました。
おそらく投資をなさる方は、私と同じように、今あげたような道を進んで成功を手にしていくと思います。
しかし、私はそこをさらに越えた世界にも足を踏み入れてみたのです。
それらは洗脳、宗教、オカルト、陰謀論、といったようなカテゴリーに入るものだと思います。
半信半疑で情報を集めていくなかに、徐々にですが、自分の中で一つの核心をもつにいたりました。
それは、「もしかしたら私たちは本当に知りたい情報、知らなければならない出来事、それらから意図的に引き離されているのではないか」ということです。
別な言い方をすれば、テレビや新聞等の巨大メディアが言っていることは正しいのか?という視点を持つようになったということです。
そういった視点に立って物事を見ていくうちに、現在の資本主義社会や金融、お金の価値といったものが本当はまやかしであったということがよくわかるようになりました。
それからというもの、私は「物質的に満たされていることが幸せである」というものさしを見直すようにしました。
そうすると、自然と「どういう状態が本当の幸せなのだろうか?」と考えるようになっていったのです。
「物質的な豊かさが幸せ」という世界が、植えつけられたものさしであったなら、
本当は「精神的な豊かさこそが幸せ」というのが正しいのかもしれないと考えはじめました。
そこで、精神的な豊かさとは何だろうか?と考えているときに、ふと「マズローの欲求五段階説」を思い出したのです。以下のものです。
1.生理的欲求
人間が生きていくために最低限必要な、生理現象を満たすための欲求です。食事、排泄、睡眠など、個体として生命を維持するために必要な基本的な欲求です。
2.安全欲求(安定性欲求)
誰にも脅かされることなく、安全に安心して生活をしていきたいという欲求です。雨・風をしのぐための住居を欲するというものから、戦争などの争いごとのない環境で過ごしたいという欲求まで含まれます。食べるものに不自由しなくなると、次は安心して食事や睡眠を取れる場所が欲しくなるということです。
3.愛情欲求(所属欲求・社会的欲求)
集団に属したり、仲間から愛情を得たいという欲求です。寝食が満たされると、誰かにかまってほしくなるのですね。
4.尊敬欲求(承認欲求)
他者から、独立した個人として認められ、尊敬されたいという欲求です。この段階では、かまってもらうだけでなく、自立した個人として尊重されたくなるということです。
5.自己実現欲求
自分自身の持っている能力・可能性を最大限に引き出し、創造的活動をしたい、目標を達成したい、自己成長したいという欲求です。
以上がマズローの唱えた欲求五段階説です。
さらに、あまり知られてはいませんが、マズローは自己実現欲求の更に上に、「第6の欲求」を想定していたということが現在ではわかっています。当時は共産主義思想とみなされる恐れがあったため、公表は控えたようです。
この第6の欲求が、「コミュニティ発展欲求」です。
コミュニティ発展欲求とは、その名のとおり「自身が所属するコミュニティをさらに発展させたい」という欲求です。
これら第6の欲求までを整理してみますと、
第2段階までは人間が生きていくために必要な物質的・本能的な欲求ですが、
第3段階目からはあきらかに精神的な欲求にシフトしています。
さらにいえば、第5段階目までの欲求が利己的(自分のため)なのに対して、第6段階目の欲求は利他的であり全体主義的(他のため)な欲求であることがわかります。
これらを含めて、もう一度「精神的な豊かさとはなんだろうか?」という問いを、マズローの欲求段階説を用いて答えるならば、
第3~第6段階目の精神的な欲求が満たされるということが、「精神的な豊かさ」であり「幸せ」であると言うことができるのではないでしょうか。
さらに、最終的な幸せというのは、第6段階目の利他的・全体主義的なところにあるのではないでしょうか。
インターネットのインフラが先進国全般で整い、さまざまなWEBサービスが誕生して容易にコミュニティに参加したり作ったりすることができるようになった現代においては、人々が精神的な欲求を満たし、幸せを追求するなかで、ますます今話したような傾向が強くなっていくのではないかと考えることができます。
逆にいえば、その方向へ進まないと、急速に幸福度が減少してしまうかもしれないということです。
そのことが、心の病の増加や自殺者の増加という問題として現れているのではないでしょうか。
これからの時代、「精神的な欲求をいかに満たせるか」ということが「いかに幸せになれるか」ということに直接繋がるならば、
マズローの欲求段階説の第3~第5の欲求を満たすには、「具体的にどうすればいいか」ということを真剣に考えていかなければならない時代になっていくのではないかと思います。
それはつまり、これからの時代を幸せに生きていくためには、
ヒューマンスキル、コミュニケーションスキル、人格、精神的成長、そういった分野の向上が必要不可欠になってくるということだと思います。
ですからこのブログでは、そういった時代の求めるニーズに沿うような方向性を持ちながら、広い視野で世の中を見て、その時々に思うことや感じたこと、気づいたことなどを中心に記事を書いていきたいと思います。
私自身のための記録の意味もありますが、ブログというかたちで情報を発信することで読者の方にも少しでもお役にたてるなら幸いです。
よろしくお願いいたします。長くなりましたが、読んでいただいてありがとうございました。
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