放射線医学総合研究所が原発事故後の3月25日に出していた「甲状腺等価線量評価のための参考資料」というものがあるという。
これは、ヨウ素やセシウムなどの放射性物質を体内に取り組んでおきる「内部被曝」についての資料。 「3月12日から23日までの12日間、
甲状腺に0.2マイクロシーベルト/時の内部被曝をした場合(甲状腺等価線量)どうなるかを示している。 そのデーターは、恐るべきものだった。
「1歳児(1~3歳未満)⇒108ミリシーベルトの被曝」
「5歳児(3~8歳未満)⇒64ミリシーベルトの被曝」
「成人(18歳以上)⇒16ミリシーベルトの被曝」
なんとたった0.2マイクロシーベルトの内部被曝をしただけで乳幼児は100ミリシーベルト超に相当する大量被曝をしたことになるという。
「このデータは3月25日には報告されていたものですが何度も強く要請することで最近になってようやく政府機関が出してきた。1~3歳児にとって甲状腺への内部被曝は外部被曝の数万倍以上の影響があると考えなければならない。とんでもない数字ですよ。」(民主党衆議院科学技術特別委員長・川内博史氏)
3月15日の福島第一原発の3号機が大規模な爆発により、東京の一部では20マイクロシーベルトの内部被曝に相当する放射性物質が降り注いでいたという。
そして、今もなお放射性物質は降り注いでいる。
やはりマスクはするべきだろう。 つい、誰もしていないから「しなくていいや」となってしまいがちだが、 やがてそれが大きな差になるのだろう。
参考「週刊現代 6月11日号 P35~36」
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