核燃料、圧力容器貫通の可能性…政府が報告へ
読売新聞 6月7日(火)14時30分配信
東京電力福島第一原子力発電所の事故について、政府が国際原子力機関(IAEA)に提出する報告書の全容が7日明らかになった。
報告書は、破損した1~3号機の原子炉圧力容器の底部から溶融した核燃料が漏れ出し、格納容器内に堆積している可能性を指摘した。
格納容器まで溶けた核燃料が落下する現象は「メルトスルー」(原子炉貫通)と呼ばれ、「メルトダウン」(炉心溶融)を上回る最悪の事象。
これまで圧力容器底部で、制御棒の貫通部などが破損し、高濃度の放射性物質を含む汚染水が漏出したことは明らかになっていたが、政府が公式にメルトスルーの可能性を認めたのは初めて。
また報告書は、原子力安全規制の行政組織が縦割りで、国民の安全を確保する責任が不明確だったと認め、原子力安全・保安院を経済産業省から独立させ、原子力安全委員会なども含めて、体制を抜本的に見直す方針なども打ち出した。
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公の情報というのは、常に後だしなんですね。
足尾銅山や水俣病などの公害の歴史をみても同じです。
「安全」といっておいて、後から少しずつ危険を認める。
組織が大きくなると、しがらみや責任も大きくなり、
機敏な動きはできなくなるものです。
そこまで考慮して、我々一般人はリスクを考えなければいけないということです。
震災、事故から3ヶ月がたちますが、
状況は改善するばかりか悪くなる一方です。
国民は、もっと自分で情報を集める努力をしなければいけないと思います。
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コメント
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