私達が今、考えなければいけない重大なリスク。それは放射能による被曝リスクです。
311以降の日本では、確実にこのリスクが増大しました。
今後もこの日本で生活し続けていくのであれば、このリスクにきちんと向き合う必要があると思います。
まず、PSRの声明を読んでみてください。
PSR(社会的責任を果たす為の医師団)は、1985年のノーベル平和賞を受賞した団体です。
そのPSRが4月29日、福島県内の子供達への電離放射線許容線量の増加に 関しまして声明を発表しました。
以下のものです。
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It is the consensus of the medical and scientific community summarized in the US National Academies'National Research Council report Biological EFFects of lonizing Radiation VII
[BEIR VII report,http://www.nap.edu/openbook.php?isbn=030909156X],taht there is no safe level of radiation.
Any exposure,including exposure to naturally occurring background radiation,creates an increased risk of cancer. Moreover,not all people exposed to radiation are affected equally.
Children are much more Vulnerable than adults to the effects of radiation,and fetuses are even more vulnerable. It is unconscionable to increase the allowable dose for children to 20 millisieverts[mSv].
Twenty mSv exposes anadult to a one in 500 risk of getting cancer;this dose for children exposes them to a 1 in 200 risk of getting cancer. And if they are exposed to this dose for two years,the risk is 1 in 100.
There is no way that this level of exposure can be considered"safe"for children.
放射線に安全なレベルは存在しない。という事は、米国国立アカデミーの全米研究評議会報告書『電離放射線の生物学的影響 VII』(BEIR VII 報告書)において結論づけられ、医学・科学界において広く合意が得られています。
自然放射線を含めた被曝は、いかなる量であっても発がんリスクを高めます。さらに、放射線にさらされる全ての人々が、同じように影響を受けるのではありません。例えば、子供達は、大人より放射線の影響を大変受けやすく、胎児はさらに脆弱です。
このため、子供達への放射線許容量を20ミリシーベルト(20mSv)へと引き上げるのは、法外なことです。なぜなら、20ミリシーベルトは、成人の発がんリスクを500人に1人、さらに子供達の発がんリスクを200人に1人、増加させるからです。また、このレベルでの被曝が2年間続く場合、子供へのリスクは100人に1人となるのです。
つまり、このレベルでの被曝を子供達にとって「安全」と見なすことはまったくできません。
⇒資料PSRの声明
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ここで知っておくべきことは、放射線を浴びた万人が等しく影響を受けるのではないという事です。
女性は男性よりも放射線の発ガン作用の影響を受けやすいと言われています。
さらに、子供は大人よりはるかに影響を受けやすく、胎児はさらにそうであると言われています。
この点を踏まえるなら、浴びてもよい放射線の許容量を日本政府が引き上げたことは極めて衝撃的なことです。
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